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国際結婚マニュアルクールジャパンを彼に紹介vol.5日本の文化を海外に発信する「クールジャパン」。今回は「和菓子」について紹介致します。 和菓子とは和菓子とは、日本の昔から伝わってきた製法のまま作った、日本特有のお菓子になります。飛鳥時代にはせんべいが、奈良時代にはお団子が、鎌倉時代には饅頭が中国から伝わって来ます。金平糖やカステラなどは、オランダやポルトガル、スペインなどから伝わってきた南蛮菓子です。日本で和菓子とよばれているものは、日本で一から出来たものもありますが、海外のものを取り入れて日本独自の発展をしていったものもたくさんあります。 干菓子水分が20%以下の乾燥した和菓子を総称して、干菓子(乾菓子)と呼びます。この定義から考えると、あられや煎餅、金平糖、おこしなども当てはまりますが、一般的には和三盆などの砂糖や麦粉を成形して作る和菓子を想定する方がほとんどです。目で楽しめる干菓子はお茶の席や冠婚葬祭などによく使われます。 生菓子干菓子とは逆に、水分の多い菓子を生菓子と分類します。和菓子の場合は、餡を用いて作った和菓子や、餅やねりきり、羊羹などが生菓子になります。基本的には賞味期限の短いものが多く、中には作った当日中に召し上がって下さいと言われる生菓子も多く見かけます。 半生菓子水分が、干菓子よりも多く、生菓子よりも少ないのが、半生菓子です。水分量は10%〜30%。小柄な食品ばかりです。水分が少ないため生菓子よりも日持ちします。例としては、最中や栗しぐれ、松露。求肥も半生菓子になります。 行事菓子日本では、行事の度に和菓子が使われます。例えば、雛祭りにはひなあられや菱餅、丹後の節句にはちまきや柏餅、七五三には千歳飴、お月見にはお月見団子。 毎年6月30日は夏越の祓(水無月祓)。蒸し暑くなる夏が来る前に、甘いお菓子で厄払いをしていたものが今も伝統的にのこっており、三角形の真っ白なういろうの上にあずきが乗ったものを食べる風習もあります。 |